




3月27日(土)
晴れ、桜冷え
市房山の谷あいに
静かに堂々と
桜の木々
ひかりの輪の周りを
鳶が、ゆっくりと大きく弧を描いていた。
ゆーっくりと
翼は無音の風を受けていた…
ポカンと、みとれる
春かな。
外出許可をもらってのステージだった。
仕事に穴は開けられない!
ま、そーゆーことだ。
それはさておき
大切なのは…
なんやかんや言っても地球は回り続け~
日本中から集まった
人たちが
ざわざわと
和んでくれること。
穏やかに
この週末。
幸せで
お祭り気分を咲かせてくれる、そのこと、のみ。
お祭りは日本人の細胞に生きていて、決して散ったり枯れたりせんもんね(真)。
え?
お祭りのコマーシャルに俺の名前が無い?
当たり前たい
無名なんだけん!(笑)
でもね
ステージから見る限り皆さん楽しそうだったよ。それで充分たい!
呼んでくれて
ありがとうございます
Mさん、K1さん
再会、嬉しかったよ。
明日は『味わいぶらり旅』ゴーインホームのオンエア最後の日曜日
まだ、眠れんけど
今日を終います。
小さく(病室なんでね)
おつかれさぁん
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3月25日(木)
凍雨とけて曇り
或る人は鏡月のように
と云い
音楽家は悔いなき一年を!
と言った。
おーおー
やーやー
病室で新聞を広げる男(笑)
情けねぇとは思わねぇ
これからも
これからだ
そして、今だ!
「イノチ」とか
「イキル」に
縁があることを
ありがたく思うばい!
桜は散るから桜であり、人は生きる為に、のたうち回るから美しい。
何だか…
ほんとうに
そう、思う。
47歳の朝に

3月23日(火)
雨、雨
いわて花巻のツアーブログを読んだ各地の人から~
宮澤賢治さんの作品で何が好きですか?って質問が届いているので、答えておくけんね。
迷わず
『ガドルフの百合』
です。
たまらなく
好きなんで、あります
さて
愛機が届いてからというもの…
元気に成ってきたごたるよ(真)
単純な~もうすぐ
47歳(齒)
音楽は傷に効くのか?答えは
YES!です。
友だちが昨年のライヴの時の写真を送ってくれました。
「ありがとうね」
しっかし…まぁ
見てみてビックリ!?
誰や?こいつ?
俺だよ(笑)
あんただよ!
一年前の。
プッ
今と全然違うな
こいつ
旅のせいですかい…
早く退院して
また
旅に出たい!!!
音楽の旅路へ↑
そう
音楽を届けに↑


3月22日(月)
晴れ
風が
病室のカーテンを
音もなく、揺らす。
土曜日は
あれから15年の事件を自分なりに考えた。少なくとも「自分を信じて歩く」っちゅうメッセージを吐く者の端くれとして、考えた。
闇が在った…
煽られる前に、足元をしっかり見なければならないのだ!きっと。
日曜日は
ヤイリギターの職人さんの突然の訪問に、涙した…嬉しくて嬉しくて手術の傷がみるみる治ってゆく気がした。
1000キロを職人さんの車に揺られて来たギターを抱きしめつつ、グレートフルデッドのボブウェアーさんから、ヒートウェイヴの山口洋さんまでの振れ幅で『ギターと人』の話をした。
感謝∞有難きことよ
今日は月曜日
静かで、穏やかだ。
夕方に退院後のライブの打合せをする予定。桜と村(町)の人たちに向かって淡々と演るばいっ。
クランシーブラザーズの武骨なハーモニーが光りに飛散しとる。
ハイホーヘイホー
こーゆーのも
幸せって呼んで
よかですか?



3月18日(木)
ランブルフィッシュに出てきた雲の流れ
病室からみえる
雲の流れは
この日々の
フィルムの様で
中々詩的であります。
ジィー
カタカタカタカタ
ライヴが終わり
カウンターで一服していると、自動車修理工場で働いてるという青年がやって来て、照れながらしっかりと尋ねた。
「あのぉシンドーさん、こんな暮らし~孤独ぢゃないですかー?…」
良い質問たいね。
「ん~と、、、孤独じゃナカよ大丈夫」
そう、答えた。
納得した様な青年の顔を見つつ
天井を見上げ胸のカウンターに座っとる俺に聞いた…
『だってお前、孤独な人に唄い掛けとるんだけん!ガハハ、越えるごたる歌っ!未々足りん』(マスターもう1杯)
と、奴は一笑した。
孤独。ね…
俺の孤独なんて
ヘナチョコよ(笑)
筋金入りの。
産んでくれて
育ててくれて
ありがとう。
の、その後は
『ひとりで生まれ
ひとりで死んで行くのだから』
っちゅー弱虫の強がりも結構役に立つとです。
目標がはっきりしとるってのが一番デカイ!
そーゆーこっちゃ
どんなこっちゃ?(笑)
さ
回診の時間です。
ジィー
カラカラカラカラ
ミシン油の匂い。

3月15日(月)
無音の曇り若しくは雨
アイリッシュパブ
THE KEG
の
フィッシュ&チップスに
ビネガーをまうごつ(たっぷり)ふりかけて
喰いてぇ。
元気には程遠いけれど
生きてるけんね!
後10日で
47歳だ。
死ぬもんか(笑)
追伸※Petitさんありがとう!感涙ばい!






3月10日(水)
雪と静かな空港
吹雪を、ガラス越しに眺めながら過ごす…
相当前のハナシ……
橋を渡って。って歌詞が差別的だとクレームになった。とある場所でのライヴの後、楽屋にセーラー服の女の子がやって来た。
「これ、胸に貼って」と、和紙に毛筆で淡々と書かれた長い巻物の『じぶんに言い聞かせる様な詞』をもらった。
?????
その詞は、今も仕事場に貼ってある。
雨ニモマケズ
岩手県、花巻市に
いつか行かなければ
ならんばい!
と、考えていた。
3日間、廻らせて貰い、琴線に触れる。と言うより、鳴らなかった日は、無かった!
「胸に貼って」
あの子は…
座敷わらし
だったのかもね…
ありがとう。
『身を呈すること』
生きて、人の為に成りたいと思うことの真意を
そのことの本当の意味を、教わったごたです。
学んだのなら、具体的に、だ。
具体的に楽曲を書いて
しっかり伝わる様に
うたいましょう!!!
それこそが
俺の仕事なのだ!
お医者さんからは
ツアーどころじゃないと、言われとったけど~みんなのお陰で演り切れましたし(感謝)
あちらこちら
調律せんといけなく
なったもんでね(笑)
明日から、誕生日位までちっとばかし
入院します。
命の戦線には異常ナシ
47歳に成って
3月27日(土)
水上村のお祭り前夜祭の舞台で
あいましょう。
おつかれさん







夜になり
吹張町(ふっぱり、なんとイカした町名!)も、深深と冷え込んで来た。
1曲1曲、唱い終える毎に汗と涙が溢れて来た
終わりたくなかった。
東北美人でロック好きのオーナー、ナオミさんが作るマジ美味しい料理と酒と爆笑とツッコミと沈黙の中、
アンコール
からっぽのJINSEI
で締め括った。
皆さん笑顔で
何かを受け取った様な表情が…あった。
無名のうたうたいに
あったかい拍手、感動したバイ。
自前のPAを提供してくれた宮沢さん(友)とセッションした後、聞いた真実。。。
「賢治さんは~生前はほとんど変人扱いされてて~地元で認められることは無かったんです~んで~亡くなった後~空襲ん時~弟さんが原稿を抱き抱えて~防空壕に避難したから世の中に本として出版出来たんですよ~」
それが
『銀河鉄道の夜』
である。
ギターを拭きながら手を止め
俺は言葉を失った…
同時に、何ゆえ宮沢賢治って『にんげん』の様々な作品から、にじみ出て来る波動や宇宙や土着な匂いに共鳴するのか?
確信的になったのだった。
今回のツアーを
熊本と岩手での長距離電話からスタートし、多忙な中、すべてのサポートとすべての同行してくれた
アイリッシュパブ
THE KEG
オーナー高橋周二さんの言葉で
この日を記し終えることにする。
『進藤さぁん…あの~音楽ってぇ~人と人。町と町。心を~繋いでくれますよね~?俺も~頑張るっすね』
ありがとう
ありがとう
言葉にすると安っぽくなるばってんね…
嬉しかったよ。
生かされたよ。
涙がいっぱいでたよ。空がと大地が広かったよ。
風が負けんな!って囁いたよ。
「ともだち」ができたよ。
旅は、つづく
※次回花巻は9月の予定であります。







3月8日(月)
晴れ渡り
強く願えば必ず叶う。と
誰がが、言ってたっけ
俺流に
言いかえるなら
『具体的に願い旅する』だろ
残された時間は余り無いが…夜は果てしない宇宙なのだ。
強烈な空腹感で目覚めた、、、
たいぎゃ(とても)腹減ったぁ~
色の白い
ウェイトレスさんに
「美味しかったぁ~ありがとう」と言ったなら
「嬉しいぃっす」と
微笑んだ。
澄みきった笑顔だった、カランコロンと音がした。
ありがとう
さて
今夜は最終日
cafe クーノ
で演ります。








花巻炎上!
とりあえず
写真ば見てん!て!
夜は始まったばかり
明日は、何曜日(笑)
イエィ
フィッシュ&チップスを前に隣に写ってるのは今回サポートしてくれた「虎馬」のリーダー宮沢さんです。
お察しの通り
宮沢賢治さんの遠縁のナイスガイなのです。
追伸/先生…ジェイムソンのちょびっとソーダ割り…一杯だけ…






舗道の、溶けかけた巨大な雪だるまに、俺は東北に来たのだと刻む
昼間、友人から
「かれこれ15年前…誰が?進藤久明が東北へライヴツアーするなんて想像しただろうか」とメールが来た。
『今』だったんだよ!
完璧なるアウェイ?
ぜーんぜん
東北民族の血は
中九州民族の血と同じく
『赤くて紅かった』
超地元出身の
平井邦幸は「村唄」を高らかに土を耕すが如く唄っておりました。
君のお陰で15年越しの岩手ツアーが実現したんだよ、ありがとうね(理由は帰りの空港にて記します)
同級生の息子&娘みたいな皆さん、オッサン嬉しかったよ(涙)
オーナーのシンタロウ君、美味しい食べ物と名物の豚肉、有難う。
厨房の御姉さん方、また来ますけんね。
路地裏ロックも予想外に旅立ちました。
一枚一枚、筆圧込めてサインしたけんね。
初日、無事終了ぉー
ゴーイング・ホーム
が
一番染みたんだと…
なるほどね。。。。
さて、今から
明日の打ち合わせです
アイリッシュパブ
『THEKEG』
に行って来ます~
ってか、もうカウンターです(笑)
おつかれさん。
追伸/先生…スミマセン…一杯だけ…ギネスを…





3月6日(土)
銀河の曇り
昨夜のこと
大好きなスティーブンキング原作の映画をTVで嬉々として視て、一睡も出来ず(笑)
濃霧の熊本空港。
『飛ばないかも知れません』
とな!
わーも、ドコでもドアは持ち合わせて無いしな~
しかし
何故か定刻には大阪伊丹空港へ。
~小さな奇跡だっ~
乗り換え待ちロビーでも爆睡。となりのオバサンに東北弁で起こされる、あったかいな。
いわて花巻までの空の旅、ポルトガルとアイルランドの紀行ルポを写真だけみて又爆眠。
訳あって、各種痛み止めを服用しているせいもあり~ボーッと気分すぐれず、ヒゲも剃りたし。花巻温泉を夢想する…
花巻空港到着。
アイリッシュパブの高橋さんとの、ご対面は大切にとっておいて。ギネスの泡を夢想する。。。。
岩井君と合流し、宿に荷物を預けて今夜の打ち合わせをしているところ、とです。
注文の多い料理店
にて。
北の旅路が
始まりました。
3月4日(木)
終日。雨、雨、雨。
他人の家のことだから(よそんかたのこつ)
口出しは出来ん?
余計なお世話か?って
冗談じゃねー!
事件になってから?
紙面や電波になってから?渋い顔してもな!
遅せーよ!
もっとコーしとけば
良かった、アーするべきだった、云々。。。
隣りのオッサンが
怒鳴り込んで来て
大騒ぎして、ご近所さん巻き込んで、ワーワーと一大事だ!!!と
俺。けっこうやってます。
迷惑がられることが~殆んどばってん
たまーに
『ありがとう』
と、言われるよ。
逆に殴りかかられたり、もあったし…逆に罵られたりもしょっちょうですけどね。
正義ぶってんじゃねー
オヤジがぶちギレて
殴る蹴るされてるのを(無論ガキの頃の俺の悪さが原因で)
隣りのオバサンに助けられ
隣りの深雪ちゃんが
ヒステリー継母に髪の毛掴まれて引きずり回されてんのを
近所の酒屋のオッチャンに助けを求めたり
『そうやって育った』
そんな風にして世間から育てられたとです。
時代や世相や食いもんが変わっても
お隣さんパワー
は
失っちゃならねー!
何であれ
こどもは守らなきゃならねー!
申し訳ないけれど
警察や役所は
いざというとき
ご近所さんパワー
持ってないけんね。
強く思うけん…
書いたばい。
3月1日(月)と2日(火)
雨と曇り
出世なんかせんでよか
渡世していけりゃよか
オッサンは…そう思う
おめでとうな!
咲き誇れ、ても
季節に、散っても
風に、折れても
枯れて果てて、も
さくらのみちは
いつも君の足元から
拡がっている。
夢は現実の目標ならば
そう
行きたいところへ
行けるんだ!!!
成りたい自分に
成れるんだ!!!
えー
オッサンも~
人の心ん中に在る、萎れそうな気持ち…
そいつに向かって
陽光、月光
放ち
唄って行くけんね!
ピカーンと
ポワーンと
おっし
やってこー
先は
永いんだ。