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笑って進もう!熊本の励ましロックだ!
5月19日(土)
雨あがる。


低く重なる
雲のカーテンがみえる

これから10年、15年を視野に、
喉の静養を始めて6日目
元気ばい。永く歌いたいけん。


いやぁ月日が経つのは
たいぎゃな早か〜
だからヤルべき事、
書いては消し込みをして
進まないと!と。
カレンダーの昨日にバッテンを
つけ、前向きスイッチを毎日入れる。
若い頃と違うのが〜
そのスイッチを切るのが早い(笑)


今日は進藤久明が、
如何にして名の如く
明るい側面から〜
歌を放つようになったか?
記します、少し長いですが
良かったら読んで下され。

old55#
下通りの角っこで生まれ、
繊維問屋街で育ったガキは
ルーツが酒場のジュークボックス。
流れてくる音楽に心弾ませ
楽器のリフを口ずさむのが
大好きだった。

未来?
勉学、スポーツ、芸術、
上手く凄い奴は星の数ほど居る、
上には上の、そのまた上が居る。
ってのも
憧憬畏怖と共に理解していた。

でもね。 表現の自由に於いて、
「らしい」って奴はどれだけいるかな?
「らしさ」を自分なりに生涯コツコツ
築いていける仕事はないか?
漠然と、でも何故か具体的に描いた。

「ひと握り」に成らないとダメとぞ!
「お前に出来る訳がない」云々を、
誰彼に権威的に言われる度に
俺は苛立ち、疼いて、そして閃いてた。

「ひと握り」を目指すんじゃなくて
「唯一無二」に成れば良かとじゃ?
って14歳くらいから考えていたよ。
中2だよ。ギターコードは、
EとDとAしか弾けやせんとに(笑)

思えば、人は誰しも唯一無二たいね。

1980年代初頭。
バンドで活動していた
そう、タウン誌の表紙にもなった
若い頃。
知名度や名誉や、発言権。
要するに栄光が欲しくて
東京を目指した。
プロデビューこそ出来たものの、
期待値には届かず。
成せず。
惨敗だった。
送り出してくれた皆に
自分の至らなさ申し訳無かった…。
しかし、
プロフェッショナルとは?
と言う、永遠の課題を授かった。


10年経って。
90年代後半、角度を変え
レコード制作や諸々を学ぶ為
再度無理矢理な上京をした。
無理には当然、歪みが生じて(悲笑)
ま、身体を壊して帰熊、
皆に詫びる言葉も無かったが、
秘伝。しっかり学ばせてもらった。

お世話になった人、ひとのこころ、
その恩を忘れたことは無い!
恩返しには程遠い日々が
未だにある。
あの2回の上京に挑まなかったら
今の俺は無い!間違いなく。

更に時は流れー
2006.7年
自分のこれからや、
死生観を否が応でも確認する出来事が
いくつか、てか沢山あってね、、

物事のダークサイドに目を伏せず
それを打破せにゃん!って楽曲を
結構書いて、CDを制作し
知らない町を歌い売り歩いた。
奇跡的に門前払いが無かったのが
ほんとに有り難かった(涙)
日本を知る、悪くない旅だった。

「一生懸命なのはわかるけど、歌ってる内容が重苦しいね」。
「小難しいのは頂けんね」。
「楽しいヒトな筈なのに、
何悩んでんのよ?」。云々
主催や呼んでくれた人たちの、
本音寸評諸々。黙って受け止め考えた…辛いことは小さく砕き
嬉しいことは誰かと分け合わんとな。

それから〜
東日本大震災が起こって
ご縁で東北まで足を伸ばし
前後して20本、30本と〜
各地でライブを演るうち、
或ることに気づいた‥‥

笑顔で演り切った一夜には
アンコールが何回も来た。
しかし真逆に、
眉間に皺を寄せて毒づいた一夜には
打ち上げの席でさえ喧嘩が起きた。

ん?はて?待てよ。
そうか!そうなのか?
やっぱりか。そぎゃんばい!
ライブは「生き様全てを映す鏡」
なのだ。

自分を鼓舞する為の高過ぎる理想は、
逆に自分をがんじがらめにしていた。

スタッフを買って出た仲間も傷つけた。
ダメだ、イカン!そんなことでは……。

何のために舞台に立ち奏で歌うのか?
熱く楽しく感動の円循環が出来るからでは、なかったか?
一夜一夜。一期一会の中で
成長出来るからでは無かったか?
ただ馴れで上手く演ろうとしてないか?
「心の成せる一芸」では無かったか?
今一度問い直し、洗い直しをした。


一発逆転?起死回生?リベンジ?
そんな発想は、とうに捨てとった。
ついでに肩まであった髪を切った。
煙草をやめた。
重いブーツを履かなくなった。
et cetera…


。。。おや、ひかりが射してきたね


現在。
過ぎた季節の中、久しぶりな人から
一体何があって、ライブも楽屋も、
普段も、いつも笑顔なのか?
と胡散臭がられることが多いのだが、
上記を読まれて感じ取って頂けたら
幸いかと存じます、
エレキも再び弾くようになりましたし。


俺を観に来てくれているお客さんは
下は3歳、上は80代という
親子3代の層。
近年そんなライブ中心の暮らしのなか
調和の中でギターを響かせることに
気概を感じとるし、それは得難く尊い。

俺はもう、栄光や成功の火種を求めて
日々を彷徨ったりしなくなった。
俺はもう、理想と現実のギャップに
もがき、
暗闇に吠えたりせんごつなった。

俺は。
俺の作った歌とビートで、
客席の心を、身体を、魂を、
少しだけ元気にしたい男なのだ。
俺は。
流行り廃りのローカルスターでは無く
耐久性のある歌をぶっ放すオッサンだ!
俺は。
熊本生まれの明快なロックを!
演りたいのだ。

スケールにも独自性を持たせよう。
例えば、自力の「一分」をわきまえず、
無理矢理に集客してデカイライブを
演ろうとすると〜必ずと言って良い程、
誰かが満足し、誰かが歪む。
そんな催しは健康に良くないです(真)
皆で力を併せたフェスは大好きだけど…

俺は。
50人を前に10回、20回、30回と
肩に力の入らない公演を行い
熊本地震で傷つき痛んだ地元の人を
「公に」励まして回りたい!
まだまだ、回れてないもん「熊本」
そうやって進み、
生きてゆきたいのだ。

笑顔はね、感染するとよ、
笑顔菌は、心身元気にするとよ、
悪い細胞ば、やっつけるとよ、
ほんなこっだけん!
笑ろてん。


詩的な〆ば(笑)

いつも笑顔で居られるほど、
世の中は甘くなかとぞ。と
あの頃の大人たちの声が
ひこうき雲のように、
今日の空に滲んでく。

同時に
あのジュークボックスから鳴る
軽快な音楽は路地裏の打ち水のように、
いつも癒し響いとるとよ。

ほら?聴こえるど?
いつまでも。
どこにいても。





※ついしん
6月21日は32回目のデビュー日、
さぁて何処で演らせてもらおうか?
あ!
君んちの居間でも全く問題ナカよ。

旅はつづく、、

※次回はギターのハナシを書くよ。












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2018/05/19(Sat) | 日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
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