









8月21日(火)
くもり白川沿いの風
話は飛ぶし長くなるので
忙しい人は写真でも。
俺にとって旅とは?
生活の糧を意味する。
『糧』あなたなりの解釈でどーぞ。
7月の有り得ん程の雨によってもたらされた、災害のニュース。全国(一部欧米)に居る知人友人たちから、メールや電話がガンガン届いた。有り難かったが勘違いなものも有った。
テレビのニュースを観ている限り、熊本県と大分県は壊滅した!?と思ったらしい。本当にそう見えたのだと……
過日。風評被害を正しい情報にて個人的に引っくり返して行くにはどうしたら良いものか?火山灰を含んだ濡れた土を運びながら考えた。
3・11以降、俺たち日本国民は『真実を見極める心眼』を個人差は有れど確かに取り戻しつつあると感じていて、阿蘇とくまもとの現状について見え透いた美辞麗句などゲロより見苦しいと思えた。俺に出来ることはスコップと一輪車を奮う事だけじゃない!と更に強く思った。
そうだ!ツアー中に出会う人たちに語ろう!そう考えたのは安直な様で実はリアルな手応えがあるものだった。8月4日~11日迄に出会った人ひとり一人。各現場に訪れたお客さんには家族や友人や同僚が居る筈だから、人から人へと『阿蘇くまもと全域が被害を受けた訳ではない!』夏休みを利用して~阿蘇、天草、熊本県のよかトコに旅しに是非来てはいよ!!!と。誰に頼まれた訳では無いが今の俺の『一分と歩幅』で出来るのがそれだった。
一夜、十夜、百夜、、、
旅先の宿の
ドアを閉める迄が仕事だ。
細心の注意を払ってもトラブルやクレームが発生する夜も少なく無い。
何処の馬の骨な中年シンガソングライターの生きる為の旅には慰めは皆無で上等だし、歌にしたためたとおり路地裏や、濡れたアスファルトや、無人のガソリンスタンドや、演歌の流れる深夜食堂がお似合いだ。旅先で己が仕出かす様々なブザマなカッコ悪い瞬間こそが!最近では妙に、いとおしいし、それが偽らざるオレだし~カッコつけてないか?正直か?の自問自答に見事正解した夜には缶ビールで小さくカンパイをする。
何処の町にも音楽や本や映画や絵画やデザインなどのニンゲンアートを好きな人が居て、俺はそんな人たちに会えるのをワクワクしている。会えない日にはブゴウスキーの絶版本や、鬼平犯科帳をコインランドリーのボロ椅子で読んどるよ、老眼鏡をかけてね。。。。
この日本の何処かに
俺の音楽を必要としているアンタが居る筈!と根拠の無い希望を抱いてトヨタの中古車で夜道をひた走る。
「俺は後悔したくない」
何時まで回れるのか解らんばってん~呼ばれればギター1本担いで野越え山越えビルの谷間を抜けて行くよ
裏も表も無く
俺の生業が、それだから。
旅の現実は
実のところ決して軽くは無い、、、、
だけど
今を目一杯生きてみることで、くっきり見えてくる明日のカタチや、思い通りじゃない現実を変えて行こうと動いてる旅こそが!オレにとっての夢を叶えるってことなんすよ。暑苦しいか?(笑)
さすがに7日間ぶっ通しは心身軋みますけどね(談)
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