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冬の小さな旅のこと。
1月19日 木曜日
曇り。
午後から晴れるのだと。


熊本に戻った。
ふと、残響感に触れたくて
ダニエル・ラノア♩プロデュース作品を
流しながら書く。


次回作レコーディングの
合間を縫っての旅であった。
北風に向かって歩き進む
冬の旅。


岡山@城下公会堂は
熊本は元気ばい!の印として
事前にトマトを贈り、
山陽放送のテレビ・ラジオで告知を
させて貰った。

そのトマトは城下公会堂のキッチンで
期間限定メニューなキーマカレーになり、
実際それは、やさしい味で
とても美味しかった(涙)
小さな作戦は大成功したごたった。


本気で共演してくれた
おーたけ@じぇーむす
彼女を始め、ここ7年来の友よ!
本当にありがとう。


翌日。1月17日。
どんな絵の具にも無い
岡山空の青にまたね、
を告げ神戸へ向かう。


海からの風が強く吹きつける中、
早朝から震災から22年目の
復興記念の催しが行われていた。

神戸との縁を時系列で。

1986年。
ひと夏の恋をバラッドにした。
「ジェニファー」
から始まり、

1995年。
熊本の音楽仲間が集まり
LIVEに参加して募金を募り託し、

2011年の宮城県への
震災復旧に向かう道中、
神戸災害ボランティア経験の
ある人からの学び、
阿蘇ゆるっと博の宣伝旅で
幾度となく神戸のラジオ番組で
励まし合いの機会を得て、


9ヶ月前に起きた熊本大地震。
その後の向き合い方や、
日々の「捉え方」を電話やメールや
SNSで教わったことに、結われた。


数行の活字にすると無味無臭に
感じるが、その実はお解りかと、委ねる。


抗えない力に壊れたギターを
「今までありがとうね」と処分し、
新しいアルバムのタイトル曲を録音
するにはどーしても12弦ギターが必要
と探し歩く日々。
それは正直、自分の支えでもあった。

そして偶然そのギターと出会ったのが、
他ならぬ神戸。

1.17に熊本から歌を届けたい。
俺がどのような演者なのかを理解してくれて、
どのような場所で神戸・熊本が共鳴出来るか?を
模索してくれたのは他ならぬ、
そのギターショップの主だった。


要するに募金ではない、
音楽というカタチ無きもので、
よろしければ恩返しば、したかった!
だって貰ってばかりじゃイカンもん。


西宮の瓦木小学校の中にある
コミュニティセンターにて。
シンガーソングライターであり
ナント防災士でもある!石田裕之君と
語りながら、涙もあり、笑わかせ
(俺)もあり、
子どもさんから高齢者の方々まで
掛け声掛け合いしながらのLIVEは
とてもあったかく
和やかに盛り上がった。

む?
盛り上がった。と書いて、己に問う。

正確に言うならば!

「失われたものに対しての悲しみ、喪失感、虚無感を、今生きていること。これからも前を向いて守るべきを護り、互いに励まし合い生きて行こうとする賛歌に変換できた一夜が在った」。

ということだ。

自惚れをゼロにしても
伝わっていた様子。
嗚呼、、、嬉しかなぁ〜
22年を経た結び目。



最後に。

「ドンマイ4.14」
「いいね」
※YouTubeで視てみて下さい
での熊本各地ではお約束の掛け合い!
その全員での掛け合いは、熱気すら感じ、
震災を体験したからこそ。と思うのは
気のせい?であろうか‥‥。


それは2017年冬の、
小さな旅のこと。

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2017/01/19(Thu) | 日記 | トラックバック(-) | コメント(-) | page top↑
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